羊の皮を被った狼たち

エリアの騎士

エリアの騎士とは

エリアの騎士は、伊賀大晃原作・月山可也作画によるサッカー漫画です。2006年、「週刊少年マガジン」21・22合併号にて連載開始しました。「本編」となるエピソードは、主人公である逢沢駆たちの高校サッカー部が全国大会、さらにはその先の世界へと目指していく成長物語を軸とし、その過程で関わるヒロインやキーパーソンらをはじめとする様々な人々の姿を描いたフィクション作品です。また、「本編」とは別に、その前日譚に相当するエピソード「番外編」とおまけギャグ漫画の「4コマ」があり、「番外編」はこれまでに「週刊少年マガジン」2007年28号、2009年9号、「月刊少年ライバル」2009年8号などに掲載され、「4コマ」は単行本巻末や「マガジンSPECIAL」で掲載されています。また、2012年にテレビアニメ化され、1月から9月にかけてテレビ朝日にて放送されました。単行本は2013年9月の時点で37巻まで刊行されています。2010年2月時点でのシリーズ累計発行部数は90万部以上で、2011年12月15日時点の総売上部数は650万部以上でした。海外向けにも翻訳されており、韓国や中国でも人気の作品となっています。また、サッカー選手やサッカー好きの芸能人の間でも人気で、元プロサッカー選手でサッカー解説者の中西哲夫やペナルティのヒデ、現役選手では岡崎慎司、中村憲剛、岩渕真奈などが本作を愛読しているそうです。他にも、稲本潤一、高原直泰、大久保嘉人など作中で取り扱われたことのある日本代表や日本女子代表に名を連ねる選手が読む作品となっています。

あらすじ

鎌倉学館中等部サッカー部主将・逢沢傑はU-15日本代表の10番を背負う人物です。その弟・逢沢駆は世界を舞台に活躍する兄の姿に心躍らせます。しかし、駆は選手としての自信を失い、兄と同じサッカー部でマネージャーとして働きながらプレーへの想いに胸を焦がす日々を送っていました。傑は弟のそんな姿をそっと見守り続けていました。そんな中、中学校全国大会への予選が間近に迫ろうとしたある日、かつての幼馴染・美島菜々が鎌倉学館にやってきて・・・。

テレビアニメ化

2012年1月から9月にかけてテレビ朝日にて放送されました。同局で「週刊少年マガジン」連載作品がアニメ化されるのは「勝負師伝説 哲也」以来11年ぶりでした。在京キー局においてこの時間に新作アニメが放映されるのは、同じくテレビ朝日の「機動新世紀ガンダムX」以来15年ぶりのことでした。また、シンエイ動画がスポーツを題材としたアニメを製作するのは「新プロゴルファー猿」以来24年ぶりとなりました。

キャスト

  • 逢沢駆・・・三瓶由布子
  • 逢沢駆(幼少期)・・・金田朋子
  • 美島菜々・・・伊藤静
  • 逢沢傑・・・福山潤
  • 逢沢傑(少年期)・・・くまいもとこ
  • 逢沢傑(幼少期)・・・小林由美子
  • 荒木竜一・・・石田彰
  • 兵藤誠・・・梯篤司
  • 織田涼真・・・浪川大輔
  • 沢村優司・・・武内健
  • 火野淳平・・・志賀克也
  • 的場薫・・・代永翼
  • 的場薫(子供)・・・富樫美鈴
  • 高瀬道朗・・・丹沢晃之
  • 中塚公太・・・白石稔
  • 八雲高次・・・水島大宙
  • 堀川明人・・・子安武人
  • 海王子豪・・・原田正夫
  • 紅林礼生・・・下野紘
  • 李秋俊・・・三浦祥朗
  • 岩城鉄平・・・三木眞一郎
  • 近藤正勝・・・西凜太郎
  • 山梨一郎・・・阪口大助
  • 福嶋桃子・・・樹元オリエ

スタッフ

  • 原作・・・伊賀大晃
  • 漫画・・・月山可也
  • 連載・・・週刊少年マガジン(講談社)
  • 企画・・・杉山登、加藤良雄
  • 監督・シリーズ構成・・・小倉宏文
  • 助監督・・・佐々木忍
  • キャラクターデザイン/アニメーション・ディレクター・・・鶴田仁美
  • キャラクターデザイン補・・・薮本陽輔
  • プロップデザイン・・・宍戸久美子(第1話~第7話)、岩永大蔵(第8話~)
  • 美術監督・・・鈴木朗
  • 色彩設計・・・今泉ひろみ
  • 撮影監督・・・高橋賢司
  • CG監督・・・真田竹志
  • 編集・・・小島俊彦、中葉由美子
  • 音楽・・・岩崎文紀、井内啓二
  • 音響監督・・・大熊昭、浦上靖之
  • プロデューサー・・・松久智治、荒木元道
  • 制作協力・・・アセンション
  • 制作・・・テレビ朝日、シンエイ動画

主題歌

このアニメはエンディングテーマがなく、オープニングテーマに全てのスタッフクレジットが集約されています。最終話では、エンディングとして使用されました。

  • 「ハイヤーグラウンド」・・・作詞・作曲:山口卓也、編曲・歌:S.R.S
  • 音楽協力・・・テレビ朝日ミュージック

メインキャラクター

逢沢駆(あいざわかける)

本作の主人公。ポジションはフォワード。背番号は「14」。幼い頃から兄・傑と共にサッカーに情熱を注いでいましたが、小学校6年生のときにチームメイトで親友の日比野の重傷を負わせてしまい、長いスランプに陥っていました。中学時代はマネージャーとしてサッカー部を支える一方で、一人夜の公園で練習する日々を送っていました。けじめをつけるため、サッカー部を辞めようと決意した矢先、傑が不慮の事故でなくなってしまいます。自身も重体となりますが、心臓移植によって一命を取りとめ、兄の分まで命が続く限りサッカーを続けることを決意します。目標は、亡き兄が求めた理想のストライカー「エリアの騎士」となり、日本代表のユニフォームを着ることです。

美島菜々(みしまなな)

本作のヒロイン。駆の同級生で、江ノ島高校サッカー部のマネージャーをしています。選手としてはミッドフィールダーで女子サッカー日本代表の一員です。背番号は「7」。普段は快活で礼儀正しい性格をしています。駆の素質に期待を寄せている人物の一人で、たまたま知ってしまった心臓移植の事実を駆に伝えて再起を促し、その成長を見守っています。いつか駆が日本代表のユニホームを着る日を心待ちにしています。

逢沢傑(あいざわすぐる)

駆の1歳上の兄です。ポジションはミッドフィールダー。鎌倉学館中等部のキャプテンで、U-15日本代表の10番(エース)でした。世界のトップステージで10番を背負い戦い続けた天才で、「日本サッカーの救世主」「日本の至宝」として将来を期待されていましたが、不慮の交通事故に巻き込まれてこの世を去ります。しかし、彼の心臓は生死を彷徨っていた駆に移植され、生前の傑の想いとともに受け継がれました。

荒木竜一(あらきりゅういち)

ポジションはミッドフィールダーで背番号は「10」。U-16日本代表の一員でもあります。ノリがよく奔放な性格で、「王様」を自称するだけあってチームメイトも度々手を焼いています。欠点は調子に乗りやすいことと太りやすいこと。駆との対面時は、不摂生な生活のせいでサッカー選手とは思えない姿でしたが、駆の説得を聞き入れダイエットを強行し復活しました。以降サッカー部の不動のファンタジスタにして精神的支柱として君臨しています。

兵藤誠(ひょうどうまこと)

ポジションはミッドフィールダーで背番号は「8」。持ち前の明るさとノリの良さでチームをまとめるムードメイカーです。足元のテクニックやパスワークに優れていて、積極的な攻撃と、しっかりとしたカバーリングや守備貢献で、オールラウンドに役割をこなしています。攻撃の司令塔・荒木と守備を統率する織田との間で攻守のバランスを取る要となっています。

織田涼真(おだりょうま)

ポジションはミッドフィールダーで、背番号は「4」。生真面目な性格で、頑固で規律に厳しくチームのモラル統率は織田が一身に担っています。正確無比なロングフィードやパスワーク、強烈なミドルシュートによる攻撃で「レジスタ(演出家)」としてゲームメイクを行います。また、マンツーマンやマーキング、ポジション指示など高い守備能力も持ち合わせ、攻守の中核をなしています。